【手続きガイド】自動車登録番号(ナンバー)の変更はいつ必要? 必要書類と費用をわかりやすく解説

【手続きガイド】自動車登録番号(ナンバー)の変更はいつ必要? 必要書類と費用をわかりやすく解説

「自動車のナンバープレートって、いつ変えなきゃいけないの?」 「引っ越したら、ナンバープレートも変える必要があるって聞いたけど本当?」

自動車を所有していると、ふとした瞬間にこのような疑問が頭をよぎることはありませんか? 自動車登録番号(ナンバープレート)の変更は、特定の事由が発生した際に、必ず行わなければならない手続きです。

この記事では、どのようなケースでナンバープレートの変更が必要になるのか、その具体的な手続き方法、そして必要となる書類や費用について、初心者の方にもわかりやすく解説します。

自動車登録番号(ナンバー)変更が必要になるケース

自動車の登録番号変更は、主に以下の3つのケースで必要になります。

ケース①:自動車の「使用者」の本拠地が変わったとき(引っ越しなど)

自動車の登録は、「自動車を使用する本拠地(使用者住所)」を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所で行います。そのため、引っ越しなどで使用者の住所が変わり、管轄の運輸支局が変更になる場合は、ナンバープレートの変更手続きが必須となります。

  • 例:
    • 東京都内で引っ越し
      • 品川区から練馬区へ(管轄が変更になる場合)
      • 世田谷区から練馬区へ(管轄が変更になる場合)
    • 群馬県から埼玉県への転居

【注意点】 同じ都道府県内でも、市区町村をまたぐことで管轄の運輸支局が変わることがあります。自分の住所がどの運輸支局の管轄なのか、事前に確認しておきましょう。

ケース②:自動車を相続したとき

自動車の所有者が亡くなり、相続人がその自動車を引き継ぐ場合も、ナンバープレートの変更手続きが必要になる場合があります。特に、相続人の住所が元の所有者の住所と異なり、管轄する運輸支局が変わる場合は、必ず変更手続きを行わなければなりません。

ケース③:ナンバープレートを破損・汚損・紛失・盗難したとき

ナンバープレートが、事故などで破損して番号が読み取れなくなった、汚れて視認性が低下した、または盗難・紛失してしまった場合も、再交付や変更の手続きが必要になります。

  • 破損・汚損の場合:
    • 同じ番号で再交付することができます。
  • 紛失・盗難の場合:
    • 盗難届・紛失届を警察に提出後、番号変更の手続きを行います。再交付ではなく、番号が新しくなるため、変更手続きとなります。

ナンバー変更手続きの必要書類

ナンバープレートの変更手続きに必要な書類は、ケースによって異なります。ここでは、最も一般的な「住所変更に伴うナンバー変更」に必要な書類を解説します。

1. 車検証(自動車検査証)

現在の車検証をそのまま持参します。

2. 変更の事実を証明する書面

住民票(発行から3か月以内のもの)等が必要になります。

4. 申請書

  • 手数料納付書
  • 自動車税・自動車取得税申告書
  • 変更登録申請書

これらの申請書類は、手続きを行う運輸支局や自動車検査登録事務所で入手できます。

5. 委任状(本人以外が手続きを行う場合)

本人以外の方が手続きを行う場合は、所有者本人の記名押印がされた委任状が必要です。

6. 自動車登録番号標(ナンバープレート)

前後2枚を、新しいナンバーに変更する車両から取り外して持参します。

3. ナンバー変更手続きの流れ

ナンバー変更手続きは、以下の手順で進めます。

Step1:必要書類を準備する

上記の「2. ナンバー変更手続きの必要書類」で解説した書類をすべて揃えます。

Step2:運輸支局や自動車検査登録事務所へ行く

準備した書類を持って、新しい住所を管轄する運輸支局や自動車検査登録事務所へ行きます。

Step3:手続き・申請を行う

窓口で申請書類に必要事項を記入し、書類を提出します。この際、手数料を支払います。

Step4:新しい車検証とナンバープレートを受け取る

申請が完了すると、新しい車検証とナンバープレートが交付されます。

Step5:ナンバープレートを取り付ける

交付された新しいナンバープレートを、車両に装着します。運輸支局の職員に封印をしてもらいます。

ナンバー変更にかかる費用と時間

ナンバープレートの変更には、以下の費用がかかります。

  • 登録手数料: 約350円
  • ナンバープレート代:
    • 通常のナンバープレート:約1,500円~2,000円
    • 希望ナンバー:約5,000円~10,000円
    • 字光式ナンバー:約5,000円~8,000円

よくある質問(FAQ)

Q1:ナンバープレートを変更しないとどうなるの?

A:自動車登録番号の変更は法律で定められた義務です。変更手続きを怠ると、道路運送車両法違反となり、罰則の対象となる可能性があります。また、車検証の住所と現住所が異なることで、自動車税の納付書が届かないなどのトラブルにもつながります。

Q2:引っ越したらナンバープレートはすぐに変えないとダメ?

A:道路運送車両法では、変更があった日から15日以内に手続きを行うことが定められています。速やかに手続きを行うようにしましょう。

Q3:自分で手続きするのは大変? 代行業者に頼むこともできる?

A:書類を揃える手間はありますが、ご自身で手続きを行うことは可能です。しかし、平日に時間が取れない、手続きに不安があるといった場合は、行政書士などの専門の代行業者に依頼することもできます。代行費用はかかりますが、手間と時間を大幅に削減できるメリットがあります。

まとめ

自動車登録番号(ナンバープレート)の変更は、引っ越しや所有者の変更など、特定の事由が発生した際に義務付けられている重要な手続きです。

  • 変更が必要な主なケース:
    • 住所変更(管轄の運輸支局が変わる場合)
    • 自動車の相続
    • ナンバープレートの破損・紛失・盗難
  • 変更手続きの期限:
    • 変更があった日から15日以内
  • 必要書類:
    • 車検証、住民票(または印鑑証明書)、ナンバープレートなど

手続きを怠ると、罰則や様々なトラブルにつながるリスクがあります。この記事を参考に、ご自身の状況に合わせて、計画的に手続きを進めてください。

もし、手続きに不安がある場合は、運輸支局や専門の代行業者に相談してみるのも良いでしょう。安全で快適なカーライフのために、正確な手続きを心がけましょう。

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